【访谈生肉】M25《万圣夜的新娘》网络刊载访谈生肉 [M25]

本文收录银弹未翻译的网络刊载访谈。

白石麻衣访谈① [0410]

【MANTANWEB】白石麻衣:学生時代も「自分からの発信は苦手」 リーダーシップある“真逆”の女性に「憧れ」

https://mantan-web.jp/article/20220409dog00m200066000c.html


林原祥一视频访谈 [0414]

【シネマトゥデイ】渋谷がヤバい!?『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』宣伝プロデューサー林原祥一さん|シネマトゥデイ・ライブ

https://www.youtube.com/watch?v=VHvcoYKrt6U&t

https://weibo.com/2211414484/Lp4xQfh28(替换链接)


高木涉访谈 [0415]

【animate Times】コナン映画最新作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を声優・高木渉さんが語る! 「新しい『名探偵コナン』が始まったという印象があります」

https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1649903740


白石麻衣访谈② [0415]

【TV LIFE web】白石麻衣インタビュー、劇場版「名探偵コナン」で声優初挑戦「私はコナン君の二面性が好きです!」

https://www.tvlife.jp/pickup/467501


白石麻衣访谈③ [0415]

【MOVIE WALKER】白石麻衣が語る“自分らしく生きる”勇気をくれたファンとの出会い、同期との絆「“警察学校組”の関係性にはグッときた」

https://moviewalker.jp/news/article/1079846/


白石麻衣访谈④ [0416]

【WEBザテレビジョン】白石麻衣、初声優にして外国語にも挑戦「乃木坂46にいた時も『耳がいいね』と言われたことが何度かあった」

https://thetv.jp/news/detail/1080258/


白石麻衣访谈⑤ [0417]

【アニメダ・ヴィンチ】白石麻衣「コナンくんと同じ世界を生きてるんだと、思えてわくわくした」劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』で声優初挑戦!

https://ddnavi.com/interview/968131/a/


近藤·汐口·寺岛制作人对谈 [0418]

注:该访谈需付费访问全文,以下仅粘贴免费阅读部分。

【毎日新聞】映画プロデューサーに聞く劇場版「名探偵コナン」の製作秘話

https://mainichi.jp/articles/20220416/k00/00m/200/212000c

人気アニメの劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」が4月15日に全国公開された。1997年の第1作の公開から四半世紀。節目の25作目となる本作品は、度々、恋愛模様が描かれてきた警視庁の高木渉、佐藤美和子両刑事のウエディングシーンから始まる。小学館の近藤秀峰さん(44)らプロデューサー3人に話を聞いてみると、原作者の強い思いを受け、構想を大きく切り替えた経緯があった。そんな製作秘話を聞いた。【後藤豪】

 劇場版のプロデューサーとして名を連ねる、近藤さんと、読売テレビの汐口武史さん(38)、トムス・エンタテインメントの寺島清晃さん(44)の3人にインタビューした。映画プロデューサーは企画から、スタッフを決めたり、製作費を集めたり、宣伝をしたりと作品に関する総合的な責任を担う。まずは3人を紹介したい。

 近藤さんは、漫画「名探偵コナン」を連載する週刊誌「週刊少年サンデー」を出版する小学館の社員。原作者の青山剛昌(ごうしょう)さんやサンデーの担当者をつなぐ役割を担い、製作予算についての取りまとめを行った。汐口さんはテレビアニメ「名探偵コナン」(読売テレビ・日本テレビ系毎週土曜午後6時~)のプロデューサーでもあり、劇場版でもその役割を担った。寺島さんは主に製作現場で、アニメーション映像を担当した。3人のプロデューサーに企画から映画公開まで数年にわたる道のりを聞いた。(敬称略)

先を見据え、5年後の「30作品目」まで相談中

 ――今回の第25作「ハロウィンの花嫁」の構想はいつごろからあったのでしょうか。

 ◆近藤 25作目のストーリーの軸となる、コナンらレギュラーメンバー以外のキャラクターは22作目(2018年)ぐらいのときにはだいたい決まっていたと思います。僕は20作目(16年)から担当プロデューサーをしていますが、それ以前は毎年考えて作るスタイルでした。しかし、それでは「名探偵コナン」という作品全体を描いていくのに少しやりにくい部分がありました。先々の展開を見据えておくと、大きな企業とのタイアップなど大局観をもって取り組みやすくなります。原作者の青山先生に協力していただき、現時点で「30作品目」までのキャラクターについて相談している状況です。

軸となる人物は当初、人気急上昇中のあのキャラクター

 ――今作品で、プロデューサーが描いていた構想が企画段階から変わった部分はありますか。


白石麻衣访谈⑥ [0418]

【高校生新聞オンライン】「白石麻衣さんみたいな女性になりたい」高校生女子の相談に本人がアドバイス

https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/8754


白石麻衣访谈⑦ [0425]

【NEWSポストセブン】白石麻衣、『名探偵コナン』で声優初挑戦「外国語のせりふは猛特訓しました」

https://www.news-postseven.com/archives/20220425_1747302.html?DETAIL


Febri编剧·导演访谈 [4篇合集]

大仓崇裕①

劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』脚本・大倉崇裕インタビュー①

2022年5月3日公开

https://febri.jp/topics/conan_movie1/

ハロウィンでにぎわう渋谷を舞台に、ふたつの時間軸にまたがる事件の謎を解き明かす本作。『から紅の恋歌(ラブレター)』『紺青の拳(フィスト)』でおなじみの大倉崇裕は、どのように極上のミステリーエンターテインメントを組み上げていったのか。刑事たちへの愛にあふれた、物語誕生秘話に迫る。

取材・文/髙野麻衣

※本記事には物語の核心に触れる部分がございますので、ご注意ください。

ひとりひとりの魅力が大きすぎる警察学校組

――2019年の『紺青の拳』に続いての参加ですね。前回は「シンガポール、怪盗キッド、京極真」の3つがお題だったとうかがいましたが、今回はいかがでしたか?
大倉 今回はシンプルで、最初は「佐藤(美和子)と高木(渉)」だけだったんですよ。けっこう地味だなっていうのが第一印象です。でも、そのぶん自由度は高いですよね。ふたりがメインなら当然、松田(陣平)は必要だよなってすぐに考えました。三角関係みたいな展開にしようかなんて構想していたとき、追加で「警察学校組」というお題が出たんです。じつは当時は、スピンオフ・コミックス(『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』)の連載もまだ始まっていなかった。それで松田たちがみんな同期で、という基本設定を聞かされて、彼らを全員映画に出そうという話になりました。その場では「いいですね」って軽く考えていたのですが、家に帰って落ち着いてみると「ってことは安室(透)が出るんだ」と気づいて(笑)。

――衝撃の展開ですね(笑)。
大倉 はい。「安室、出ちゃうじゃん」って。それまで2作の劇場版に参加していましたが、安室とか公安サイドのエピソードは(『ゼロの執行人』などの脚本)櫻井武晴さんの担当だと思っていた節があったんですよね(笑)。赤井(秀一)や黒ずくめの組織もそうですけど、そちらは櫻井さんにおまかせして、私は「殺人ラブコメ」をやっていくんだと。ところが、今回は安室が登場するし、安室以外の同期は故人だし……。「えー、どうするの!?」とにわかに緊張したわけです。

――『警察学校編』の連載前ということは、各キャラクターの情報もかなり少ないですよね。
大倉 そうなんです。原作を丹念に紐解いたんですけど、本当に情報が少ない。萩原(研二)なんてとくにです。私の執筆と同時に『警察学校編』のマンガの連載企画もスタートしていくのですが、シナリオ第一稿の頃は第1話もまだ完成していなくて、準備中のネームを送っていただいて、それを参照しながら書くことになりました。『警察学校編』には『コナン』本編の謎に絡(から)んでいるキャラクターもいますから、絶対間違った方向に描くわけにはいかない。そう思ってすごく慎重に、ちょっとずつ修正しながら進めていった記憶があります。

――なるほど。シナリオを拝読したとき、松田や萩原の貴重な登場シーンのすき間をものすごく緻密に埋めてあることに感動しましたが、大倉さんのお話をうかがってその理由がわかりました。
大倉 警察学校組は、キャラクターひとりひとりの魅力が大きすぎるんですよね。最終的にはいろいろな方がチェックしてくださるので不安はなかったんですが、原作ファンの方にも納得していただけたならうれしいです。

刑事ドラマからヒントを得た「松田陣平の名刺」

――原作ファンといえば、やはり「佐藤と高木」がメインになったことを喜んでいる方も多いはず。ふたりの恋を描いてきた「本庁の刑事恋物語」も人気シリーズですよね。
大倉 そうですね。高木なんて、アニメのオリジナルから成り上がったキャラクターですしね。それが人気シリーズを経て劇場版のメインになるわけですから、もうアメリカンドリームというか、コナンドリームみたいな感じです(笑)。あと、ふたりはコナンの数あるカップルの中でも貴重な大人のカップルなんですよ。高校生でもなく、夫婦でもない。だから、逆にちょっと困った部分もあって……どこまで見せていいのかなって。じつは最初の頃、青山(剛昌)先生に「高木と佐藤ってどこまでいっているんですか?」って聞いたりしました(笑)。

――(笑)。裏付け捜査は重要ですよね。
大倉 ええ。描きはしないですけど、知っている必要はあるよなって。冒頭に結婚式というのは、会議中に青山先生が出したアイデアだったと思います。

――コナンくんに情報を流したりすることも多いヘタレ系の高木が、佐藤に刑事としての矜持を語るシーンなど、本作は刑事ものとしてもすごく熱いと感じました。
大倉 おっしゃった通り、最初に「佐藤と高木」というお題を聞いた段階で、今回のテーマは「刑事もの」だと考えていました。たとえば、『紺青の拳』では設定を聞いたとき「『007』をテーマにしよう」と思ったんですよね。そういう流れで、今回は刑事ものだと。しかも現代のものより、『太陽にほえろ!』に代表される1970年代ぐらいの泥くさい刑事ものをイメージしていて。その泥くさいイメージを、高木刑事にはとくに負ってもらいました。もちろん、高木だけでなく、捜査一課の人たちはわりと泥くさく描いたつもりです。エリートっぽい公安とは対照的に、足と身体で捜査しているみたいな感じ。それは意識したイメージ戦略ですね。

――加えて、なんといっても松田の名刺です。事件の鍵が、まさかあの松田の「最後の一週間」にあったという。一枚の名刺によって、3年前の過去と現在がするりとつながる仕掛けに鳥肌が立ちました。
大倉 松田陣平を出すなら、原作とかなりリンクをさせようというのは最初から考えていました。松田が捜査一課にいた「最後の一週間」には空白が多いので、そこにスポットを当てて細かくやっていくのも面白いな、なんて思っていたんです。ところが、出てくるキャラクターが増えて、過去と現代を往来する描き方も、小説とはまるで違って大変だとわかりました。そこで参考にしたのが、やっぱり1970年代の刑事ドラマ。『太陽にほえろ!』もそうですが、当時って殉職のエピソードが多かったんです。たとえば、ある刑事が殉職して、何年かあとにその刑事が残した何かが見つかって、事件を振り返るっていうエピソードもけっこうある。それをヒントに松田の名刺を思いついたときには「これでなんとかいける!」ってほっとしました。


大仓崇裕②

劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』脚本・大倉崇裕インタビュー②

2022年5月5日公开

https://febri.jp/topics/conan_movie2/

ハロウィンで賑わう渋谷を舞台に、ふたつの時間軸にまたがる事件の謎を解き明かす本作。『から紅の恋歌(ラブレター)』『紺青の拳(フィスト)』でおなじみの大倉崇裕は、どのように極上のミステリーエンターテインメントを組み上げていったのか。刑事たちへの愛にあふれた、物語誕生秘話に迫るインタビューの後編をお届けする。

取材・文/髙野麻衣

※本記事には物語の核心に触れる部分がございますので、ご注意ください。

警察学校組の共闘では一体感を出したかった

――松田の「最後の一週間」の知られざるピースが、大きな事件の謎に見事ハマっていく感じには、極上のミステリーを読んだときのような快感がありました。
大倉 今回は松田の名刺という起点があって、そこから逆算して展開を考えたんです。たとえば「名刺を持っていた復讐組織は、なぜ松田の殉職を知らなかったのか」とか、疑問が湧きますよね。それをひとつひとつ解決していくわけです。ハロウィンが舞台なのも「渋谷だからですか?」とよく聞かれるんですがまったく別で、松田が殉職したのが11月7日だから。そこからの逆算なんです。一週間さかのぼったら、だいたい10月31日で「ああ、そういえばハロウィンじゃん」って誰かが言い出して「それだ!」と(※1)。『紺青の拳』がクライマックスの破壊ありきで突き進んだストーリーとしたら、今回は起点からひとつひとつ組み上げていくストーリーでしたね。

※1 発言者は満仲勧監督と判明。

――重要な手がかりとなる回想シーンでの、警察学校組の共闘もカッコよかったです。意識した点はありますか?
大倉 彼らに関しては、グループの一体感を出したかったんですよね。今回は時間軸をどうしてもズラさないといけないので、ひとつの回想シーンに彼らの魅力をぎゅっと凝縮したかった。萩原だけはその前に亡くなっているので、彼のお墓参りという理由をつけて、4人が集まったところで事件が起きることにしました。4人で敵と戦って、その結果が現在にクローズアップされてくる。ミステリーでうまくつなぐことで、過去と現在の一体感が出せればと心がけました。実際のアクションシーンに関しては、青山先生と満仲(勧)監督がものすごくがんばってくださって、脚本の数百倍カッコよくなっています!

降谷零をどうやって封じるか

――安室、ではなく今回は「降谷」と呼びたいのですが、彼にも「主人公に成長をもたらし、自らも救われる師匠」のような深い魅力が加味されたように感じます。首輪爆弾のアイデアはどこから?
大倉 『紺青の拳』のとき、京極真という強いキャラクターを野放しにすると映画がすぐ終わってしまうのでミサンガで封じたのですが、同じように今回の鍵は「降谷零をどうやって封じるか」でした。彼を野放しにしたら何でも解決してしまうので(笑)。それでいろいろ考えた末の、首輪爆弾。いつ爆発するかわからない爆弾がついていたら、当然外に出られない。コナンとの関係性についてもおっしゃる通りで、会えないわけではないけれど、馴れ合ったりはしない。そういう関係性をうまく出せればと思いました。

――劇場版『名探偵コナン』といえば、終盤のアクションシーンですが、あの圧倒的スケールを出すために工夫していることはありますか?
大倉 その土地に合ったアクションを考えるってことですかね、やっぱり。今回の渋谷で言うと、高低差がポイント。それを生かしたアクションにしたつもりです。街を俯瞰(ふかん)で捉えることがスケール感につながると思うので、多少大雑把でもいいから引いて見る。『コナン』の映画はそれをやらせてもらえるので、クライマックスを描くのがすごく楽しいんです。

深みのあるドラマになったのは青山先生はじめ制作チームのおかげ

――終盤では、降谷が先輩にあたる人物に助けられるシーンもあって、両者ともたしかに警察という組織の一員なんだと胸が熱くなりました。大倉さんは以前も「『コナン』の刑事たちが好き」とおっしゃっていて、TVシリーズでも数多く脚本を手がけていますよね。
大倉 そうですね。名探偵が出てくるときの警察の扱いってわりと不憫(ふびん)で、探偵を引き立てるための刑事っていうのも定番ですよね。でも、『コナン』の世界はそういう刑事が少ない。愛すべき刑事――能力的にはもちろんコナンには及ばないけど、職務に忠実で熱心で、信念を持ってやっている刑事たちが多いんです。今回は千葉刑事にいいところがなくて非常に申し訳なかったんですけど(笑)、みんなすごく優秀ないい刑事、警察官たちなんだよっていうことは伝えたかった。そこはかなり気を使った部分ではあります。一方で、対立する復讐組織などに関してはわりとドライに捉えていて、ミステリーを成立させるために登場し退場する、みたいなシンプルな流れでした。そこを青山先生や監督が、しっかり肉付けしてくださった。そのため村中(努)やエレニカ(・ラブレンチエワ)といったキャラクターに熱いドラマが生まれたんじゃないかと。やっぱり『コナン』は、チームで作っているんですよね。本当に深みのあるドラマにしてくださったなと感動しています。

――すばらしいチームで作り上げる劇場版、今後も楽しみです。次なる構想はいかがですか?
大倉 やりたいことはいっぱいあるのですが、今回、大好きな「刑事もの」でやりきった感もありますね。黒ずくめの組織にからむ物語はやっぱり青山先生のパートだし、本来は安室も櫻井(武晴)さんのパートなので(笑)。私は高木と佐藤みたいに愛すべきキャラクターたちをメインに引きずり出すような「殺人ラブコメ」を、今後も描いていきたいと願っています。


满仲劝①

劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』 監督・満仲 勧インタビュー①

2022年5月17日公开

https://febri.jp/topics/conan-movie3/

第25弾となる『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の監督として抜擢された満仲 勧。数々の青春アニメやミステリーを演出してきた彼が、熱い人間ドラマに託したものとは。裏話満載のインタビューから、思いを読み解く。

取材・文/髙野麻衣

※本記事には物語の核心に触れる部分がございますので、ご注意ください。

長い歴史のある『名探偵コナン』に腹を決めて参加した

――『名探偵コナン(以下、コナン)』への初参加となった今作。オファーへの第一印象はいかがでしたか?
満仲 この仕事を始めてから20年ぐらい経ちますが、「僕でいいんですか⁉」っていう状態でしたね。長い歴史のある『コナン』だからこそ新しいものを取り入れたいという話をうかがい、腹を決めました。

――監督が参加した時点で、企画はどの程度まで固まっていたのですか?
満仲 第24作(『名探偵コナン 緋色の弾丸』)制作の終盤で、次回は「高木(渉)と佐藤(美和子)」メイン、「警察学校組」も出るっていうのは決まっていたらしいです。それ以外は白紙という段階で参加しました。会議をしながら、まずメインは警視庁の人たちだから舞台は東京に。次に液体爆弾というアイデアが出てきたときには、土地に高低差がある渋谷、となって。どうせだったら人がいっぱいいるときのほうがいいのでは、と話していたとき「ハロウィンだ」とポロっと言ったことが現実になって、あとあと大変でした。というのも、『コナン』にはもともと劇場版で使っている群衆のCGモデルがあったのですが、彼ら全部を仮装させるために、そのCGごと作り直さなければならなくなってしまって(笑)。CGを担当したスタッフさんがだいぶ苦労されたと思います。

――青山(剛昌)先生や脚本の大倉崇裕さんと話し合うなかで、印象に残った言葉などはありますか?
満仲 大倉さんのシナリオができあがったとき、先生がラブコメシーンを一杯追加していって、けっこうぶっこんでくるなというのが印象に残っています。先生は本当にいつも楽しそうで、あのエンディングのシーンも「思いついちゃった!」みたいにご自身でアイデアを出されて、「面白いなー!」って自画自賛していました(笑)。あと、アバン(映画冒頭)で例の結婚式と安室のシーンが交互に登場しますが、最初のシナリオはたしか安室のほうをやってから結婚式という流れだったんです。それを交互にやってみたいと提案したら、大倉さんに「カッコいい演出はよくわからないんで、監督のほうでぜひお願いします」と言われました。

回想シーンでは「不完全な安室」を意識した

――アバンしかり、カッコいい演出満載でした。「高木と佐藤」と「警察学校組」、現在と過去というふたつの軸を両立させるうえで、工夫した点などはありますか?
満仲 それはおそらく、大倉さんがシナリオでいちばん難航された点だと思います。やっぱり松田(陣平)が両者のつながりとして絡んできますから、松田という存在をどう扱うかという部分には、僕も気を使いました。佐藤の想いはもちろん、高木は松田を直接は知らないとはいえ、強力なライバルとして意識しているはずですから。佐藤の想いやトラウマを乗り越えるためには、やっぱり高木が頑張らないといけないと思いました。おそらく佐藤からしたら、もうとっくに高木がいちばんで、彼がそこで無理に頑張る必要は全然ないんでしょうけど。高木はそこを頑張っちゃうんですよね。そういうところが、高木の魅力だと思うんです。

――たしかに。警察学校組が共闘する回想シーンも忘れられませんが、魅せ方としてどのようなことを意識しましたか?
満仲 安室(透)って現在では完璧超人みたいなキャラクターですが、「この人はどうやって完璧超人になったのか」という部分も描きたいと思いました。だから、回想シーンではまだちょっと青いというか、不完全な安室を意識しましたね。他4人のメンバーがいろいろ助けたり、協力したりすることで、ひとつの事件を解決するっていう方向性に持っていければいいなと思ったんです。そういう経験を踏まえて安室は完璧超人になったんだよ、という成長や過程を描けたらと。そもそも今回の事件の犯人は、現在の安室でもひとりで勝てたかどうかわからない強敵でしたよね。コナンだったり、捜査一課やそれ以外の関係者だったり、みんなで共闘してようやく捕まえることができた。劇場版の歴史の中でもおそらく一、二を争う強敵の登場は、いちばんの特色かもしれません。

――「プラーミャ」に復讐を誓うエレニカ(・ラブレンチエワ)などのキャラクターも印象に残ります。大倉さんは取材で、エレニカや村中(努)のキャラクターは満仲監督や青山先生が肉付けしてくれたと、チームワークを強調していました。
満仲 映画はまずコナンたちを目立たせ、大きな謎を解くことが前提なので、当初はエレニカも村中もなんとなく物語から退場するような流れになっていたんです。でも、彼らにもやっぱり、彼らなりに歩んできた人生や想いがあるわけじゃないですか。エレニカは「復讐のためにすべてを投げうった」からこそ、どこかで救われるキャラクターになってほしかった。村中は村中で、目暮(十三)の同期の出世頭で「鬼の村中」と呼ばれた男。どんな事件も乗り越えて、戦いに挑もうとする人だよなと思って、その辺を少しずつ足していきました。やっぱりみんなカッコいいキャラであってほしいんです。


满仲劝②

劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』 監督・満仲 勧インタビュー②

2022年5月19日公开

https://febri.jp/topics/conan-movie4/

第25弾となる『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の監督として抜擢された満仲 勧。数々の青春アニメやミステリーを演出してきた彼が、熱い人間ドラマに託したものとは。裏話満載のインタビュー、その後編をお届けする。

取材・文/髙野麻衣

※本記事には物語の核心に触れる部分がございますので、ご注意ください。

「怒り」は愛でしか止められない

――高木と佐藤、警察学校組というメインに加え、エレニカや村中といったキャラクターたちの人間ドラマも重層的に描かれた本作。コナンや安室の新たな魅力も生まれ、涙せずにはいられないシーンの多い作品でした。
満仲 よかったです。終盤、エレニカに対するコナンの行動に関しては、これで伝わるだろうかと心配だった部分もあるんです。でも、「怒り」というのは言葉じゃないもの、言ってしまえば愛でしか止められないことがある。そう考えて、劇中のように演出しました。青山(剛昌)先生も「すごいよかった!」って言ってくださって、受け入れてもらえて本当によかったです。

――そうした人間ドラマを描く際、『ハイキュー!!』などこれまでのキャリアや、ご自身の経験が生かされた部分はありますか?
満仲 作品づくりだけではなく、自分がこういうことされたらうれしかった、悲しかったという経験を、そのままコンテに起こしている感覚はあります。やっぱり人生のなかには、コイツむかつくなぁって思ったり、反対にすごく感謝したりとか、いろいろな感情の動きがあるじゃないですか。そういう経験からのフィードバックを、自分の中にしっかり書き留めているつもりです。

――なるほど。監督の人間ドラマがリアルで、心に響く理由がわかった気がします。逆に今回、『名探偵コナン(以下、コナン)』の作品づくりから学んだことなどはありますか?
満仲 警察学校組の3年前の回想シーンは、コンテをけっこう描き直したんです。彼らは「チーム」というのが大前提なんですけど、その中でも「もう少し、ひとりひとりを目立たせてほしい」と青山先生からリクエストがあって。その辺のこだわりは印象的でした。

ぶっ飛んだアイデアが出る青山剛昌先生のすごさ

――もうひとつ、『コナン』の特徴といえば、クライマックスの壮大なアクションですよね。
満仲 最初のアイデア出しのときに、先生が「これ、どうやって解決しようか。うーん……」ってすごく悩まれていたのですが、突然最終的な結論を話し始めて。「こうやればうまくいくんじゃない?」みたいなノリなんです。その場であのぶっ飛んだアイデアが出るっていうのは、やっぱり先生のすごさだなと驚きました(笑)。

――本当ですね(笑)。その構想を監督がコンテにしていったわけですが、その際、こだわった点はありましたか?
満仲 ヘリコプターでの格闘シーンですね。最初のシナリオが上がったときに「こういう映像を作りたい」っていうのがパッと浮かんだんです。ワンカットでグルグル回りながら、上からカメラが入っていく。そこでずっと戦っているという、30秒ぐらいあるカットなんですけど。最初からあれをやりたいと思っていて、いいアイデアだなっていう喜びと同時に、こんな大変なカットをいったい誰が描くんだっていう怖さもあって。

現場の信頼関係があったからこそ、自分のよさを出しきれた

――最高にカッコいいかたちで実現しましたね。菅野祐悟さんの音楽もハマっていて、大興奮のシーンでした。菅野さんも今回が『コナン』初参加ですよね?
満仲 はい。初参加組として、決まった段階でいろいろとお話をさせていただきました。『コナン』には当然、大野(克夫)さんによる偉大な音楽がありますから、完全に変えてしまうともうそれは『コナン』の世界から逸脱してしまう。だから、大野さんの世界観のよさを残しつつ、新しいものを作っていけたらと考えていて。菅野さんは菅野さんで「大野さんの曲のこういう部分は、俺にはもう想像もできない」とリスペクトがすごかった。「あのメインテーマにはサックスがいちばん似合う」っていうのも最初から言っていましたね。ただ、あまりに寄せては菅野さんが参加する意味がなくなってしまうので、おふたりのよさが両立するバランスを考えていきました。僕自身ももちろん原作を読んで勉強しましたが、あまりにも『コナン』を意識しすぎると、なんだか自分のよさみたいなものがうまく出せずに終わってしまう気がしたんです。それに、もし、逸脱しすぎても、青山先生やスタッフの方々が「お前やりすぎ!」とか「もうちょっとこうだよ」とか、いろいろ教えてくれるのがわかっていたので。皆さん、本当にいろいろ教えてくれるんですよ(笑)。

――現場の信頼関係が伝わってきて、ドキュメンタリーで見たいくらいです(笑)。監督の2作目を希望するファンも多いのではないかと思いますが、今後『コナン』の世界で描いてみたい人物やエピソードなどはありますか?
満仲 黒ずくめの組織かなぁ。

――やりますか!
満仲 だって黒田(兵衛)とかラムとかね。気になるじゃないですか。知りたいじゃないですか(笑)。

――ぜひ見たいです! 本作を心待ちにしていたファンへのメッセージもぜひ。
満仲 コロナ禍で第24弾の公開が1年延びてしまいましたが、その分、25弾はより時間をかけて作ることができました。じっくり作れたすごさみたいなものを……って自分で言うのもなんですが、作品に込めることはできたと思いますので、皆さんが楽しんでいただけるとうれしいです。


官网访谈 [3篇合集]

注:由于官网每年循环更新,次年起链接将无法访问,因此银弹菌将访谈原文粘贴至此留存。

『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』オフィシャルインタビュー

高木 渉 × 湯屋敦子

2022年4月22日公开


左:高木 渉(高木 渉役) 右:湯屋敦子(佐藤美和子役)

⏤今回の劇場版では、“高佐コンビ”と言われ人気も高い、高木刑事と佐藤刑事がフィーチャーされます。最初にお話を聞いた時の感想を教えてください。

高木:映画だったかレギュラー放送の時だったか定かではないのですが、収録の合間の休憩の時に聞いた気がします。いよいよ来たか!って嬉しくて期待が膨らみました。警察学校組も登場して物語に大きく絡むと聞いて、さらに興味がわきましたね。

湯屋:私は、『紺青の拳』の頃に諏訪さんの還暦お祝いのパーティーがありまして、そこで松井菜桜子さんから聞いたのが最初でした。聞いた時には「本当に?」という疑問の方が強かったのですが、園子ちゃんと京極さんのラブストーリーがあった後ですし、もしかしたら高木刑事と佐藤刑事のお話もあるのかもしれない、もし二人にスポットが当たるとしたら嬉しいなと思っていました。その後に本当に二人がフィーチャーされると聞き、さらにそこに警察学校組のメンバーも入ると聞いて、きっと壮大なお話になるに違いないと思いました。しかも、タイトルに『花嫁』と入っていたので、「遂に結婚!!??」と一人で盛り上がりましたね(笑)。友達からも「凄いね!」と連絡を頂きましたし、ファンの皆様からの反響も大きくて、嬉しかったですね。昨年末に発表された青山先生のティザービジュアルの佐藤刑事も本当に綺麗でしたし、高木刑事と見つめあっているという構図も素敵でした!
※諏訪さん:アニメ 名探偵コナン 初代プロデューサー・諏訪道彦さん
※松井菜桜子さん:鈴木園子 CV.

⏤特報で高木刑事のタキシード姿、そして佐藤刑事のウェディングドレス姿を見たファンの方たちからの反響もとても大きかったです。

高木:そうなんですよ。反響の大きさに驚きもありましたが、とにかくファンの皆さんが喜んでくれたことが本当に嬉しかったですね。こんなにも沢山の方々に高木刑事と佐藤刑事は応援してもらえているんだと実感しました。僕にとってはシリーズ化した『本庁の刑事恋物語』の続編って気持ちですね。

⏤台本を読んだ感想を教えてください。

高木:警察学校組が絡んでくるということは『揺れる警視庁 1200万人の人質』が伏線になる劇場版ならではのスペシャル作品になるのかなって思いながら読みました。リハーサルして、やっぱり警察学校組の先輩方はみんなカッコイイなぁ、男の友情っていいなぁっていうのが率直な感想です。まだまだ過去のエピソードがありそうで知りたくなります。

湯屋:警察学校組の面々は、亡くなられている方も多かったので、過去の話がどのように出てくるんだろうとまずは疑問に思いました。勿論期待が大きかったのですが、過去の話は私もまだまだ知らないことが多いので、過去の話と現在の話がどうやってリンクするんだろうと、謎がいっぱい出てきて。でも、パズルみたいに色んなピースが最後には組み立てられるんです。その流れも面白かったですね。様々な展開を乗り越えて、渋谷での大事件に集約されていくのがとても壮大でした。

⏤高木刑事と佐藤刑事と言えば、大人カップルの代表だと思いますが、お二人が演じているキャラクター、そしてお互いが演じているキャラクターの魅力はどこにあると思いますか?

高木:高木刑事は人当たりが良くて、一見頼りなさそうに見えるけど、実はすごく正義感の強い男。どんな酌量の余地があっても人を殺めてしまったら償わなくてはいけないとしっかり言える男です。ただ、コナンくんたちにすぐ捜査内容を喋ってしまうので、きっと脇は甘いんでしょうね(笑)。佐藤刑事はマドンナ的存在で、一緒にいて背筋が伸びてしまうような緊張感がある反面、少しオヤジも入ってるとこが魅力的。そして、自信を無くして弱くなる時がある。そういう時は高木刑事が思いきって叱咤激励をするんです。そんな持ちつ持たれつの二人のバランスが良いなって、僕は思いますね。

⏤今作では特に、高木刑事の強さと佐藤刑事の揺れ動く気持ちが描かれていますね。

高木:そうですね。いつもは佐藤刑事に従っている高木刑事だけど、佐藤刑事の乙女な部分や思わず守りたくなってしまうシーンが出てきます。特に後半は高木刑事も頑張っていますからお楽しみに。

⏤湯屋さんはいかがでしょう?

湯屋:佐藤刑事は、自分の父親が殉職しているじゃないですか。その次に松田刑事を失っている。松田刑事に関してはたった7日間という短い時間でしたけど、少し想いを寄せていた人が目の前で殉職してしまうという目にあっているんです。大事な人が亡くなることが続いているから、とにかく「また大事な人がいなくなったらどうしよう」という不安があるんです。刑事としては凄く責任感があって強い女性ですが、その反面では弱さを持っているというのが佐藤刑事の魅力だと思います。そしてその弱さを高木刑事には見せることが出来るんですよね。松田刑事に向かっていた心が、だんだんと高木刑事に動いて行って恋人同士になっている。だから今作でもそうですけど、二人だけのシーンでは本音で話しあうし、叱咤激励もされる。この二人だからこその関係性がとても素敵ですよね。

高木:『揺れる警視庁~』の最後で、佐藤刑事が松田刑事からのメールを消すシーンがあるじゃないですか。グッとくるんだけど、「バイバイ」って言った後に「でも忘れないからね」と言うのがまた良いんだよね。

湯屋:高木刑事の「人は死んだら思い出の中でしか生きられない」というシーンも好きです。でもね、似たようなことを松田刑事も言っているんですよ。佐藤刑事がお父さんの形見の手錠を大事にしているのを見て、松田刑事が「忘れちゃだめだよ、お父さんのこと」って。松田刑事と高木刑事、別の形ではありますが同じようなことを佐藤刑事に伝えてくれている……これぞ恋の予感ですよね(笑)。

⏤二人の関係性は本当に素敵で、観ていてキュンキュンしちゃいます。特に佐藤刑事がふとした時に見せる弱さのギャップが大好きです。

高木:佐藤刑事って普段強いだけに、弱気を見せると急に『俺が何とかしなきゃ』って思ってしまうんですよね。

湯屋:高木刑事にだからこそ見せられるというのもポイントですよね。

⏤アフレコ時の事もお伺いしたいのですが、今作で特に頑張ったポイントや、ぜひ聴いて欲しいポイントなどはありますか?

高木:スタンスとしてはTVアニメの時と変わらないというか、延長線上に劇場版があるという感じですね。なので、劇場版だから変えたとか特に頑張ったとかいう部分はないです。ただ、高木刑事って警察学校組のメンバーは伊達航教官しか知らないんです。松田刑事をはじめ他の人たちとは会ったことが無いんですよね。だから僕の中の想像で、伊達さんとのワタルブラザーズの時を思い出しながら、松田刑事ってこういう人だったら良いなぁなんて思いを込めてアフレコに臨みました。

湯屋:今回も死神が見えてしまうといいますか、高木刑事が危険にさらされてしまうシーンがあるんです。死神が見えたのは松田刑事の事件があった時だったから、また大事な人を亡くすかもしれないという焦りや危機感が強く出ているんじゃないのかなと思いながら演じました。愛する人がもしかしたらいなくなってしまうかもしれないという不安がいつもより大きかったように思います。芝居自体を変えるという事は有りませんでしたが、そういった意味でも不安が大きく、むきになってしまっているシーンが多かったですね。

高木:佐藤刑事は大事な人を二人も失っているし、今までも高木刑事が行ってしまう時は松田刑事とダブるところがたくさんあったから不安も大きいよね。

湯屋:そうなんです。「絶対に死なせない!この人だけは!」という想いが人よりも強いと思っています。

⏤高木刑事がどうなってしまうのか、ストーリーにも要注目ですね。それでは最後にメッセージをお願いします。

高木:今回は警察学校組のメンバーの知られざるエピソードが明かされ、そこに佐藤刑事と高木刑事も一緒に関わってきます。過去と現在が絡む事件をコナン君がどうやって解決していくのか注目です。少年探偵団のみんなも活躍しますし、阿笠博士のつまら…あ、いや、楽しいナゾナゾもあります。そして、みんなの仮面ヤイバーは出てくるのでしょうか?全ては劇場で確認してみてください。毎年こうやって新たな劇場版が作れるなんて本当に幸せなことだし、いつも新鮮な気持ちになります。今回音楽で菅野祐悟さんが初参加されるというのも気になるところ。是非劇場でご覧くださいね。

湯屋:既に亡くなっている方も多い警察学校組の面々と、現在の事件がどう重なり合っていくのか、どうやって謎が解き明かされるのか、気になるポイントが多いと思います。様々な謎をコナン君と安室さん、そして警察のみなさんや少年探偵団、みんなで解決していくという壮大なストーリーとなっています。今作の舞台は渋谷。よく知っている渋谷の街の再現度が素晴らしくてびっくりしました。特に渋谷では、みんなで必死に事件を解決しようと、高木刑事、佐藤刑事に加え、子供たちと一丸となって協力しているシーンがあるのですが、ぜひ皆さんも一緒になって応援して欲しいです。あと、ポスターを見たコナンファンの皆さんは、高木刑事と佐藤刑事の結婚式が気になっていることと思います。二人の恋の行く末を是非劇場で観て頂きたいです。皆様のご期待以上の作品になっていることは間違いなしです!


『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』オフィシャルインタビュー

警察学校組 PART 1

2022年5月11日公开


左から東地宏樹(伊達航役)、緑川光(諸伏景光役)、 古谷徹(降谷零/安室 透役)、 神奈延年(松田陣平役)、 三木眞一郎(萩原研二役)

⏤今回の劇場版では、満を持して警察学校組がフィーチャーされます。ハロウィンビジュアル、ティザービジュアルが解禁された時も大反響がありましたが、皆さんが最初にお話を聞いた時の感想を教えてください。

東地:伊達は、元々は藤原啓治さんが演じられていた役なのですが、最初にお話をいただいた時に「藤原さんのように演じて欲しいわけではなく、東地さんらしい伊達を演じて欲しい」というようなことを言われました。藤原さんは今でもとても尊敬している先輩ですので、伊達を演じさせていただけるという嬉しさとともに、背筋を伸ばしてお引き受けしたのをよく覚えています。そして、その後に段々と事の重大さを理解しました(笑)。TVアニメの「警察学校編」よりも先に劇場版のアフレコを行ったので、既に警察官として活躍をしている頃の伊達を演じるのが僕の初参加になりました。TVアニメの「警察学校編」とは違って、劇場版では既に殉職してしまっているという事だったので、まずは「どういうことなのかな?」という疑問がありましたが、台本を読んでみたら、「ここで彼らが出てくるのか!」と納得しましたし、大どんでん返しもあったりして、やはり劇場版は凄いなと思いました。完成作を観るのが楽しみです。

神奈:最初は劇場版にどんな風に彼らが絡んでいくのか不思議でした。勿論、フィーチャーして頂けるのはとてもありがたいのですが、僕の場合、松田は18年前のTVシリーズ304話で終わっていたので、どうなるんだろうという気持ちがあったんです。でも、過去の話とはいえ、もう一度松田を演じることが出来るという事は、なんだか2度目の人生を頂いたようで嬉しかったですね。

⏤18年ぶりに演じるという事に難しさもあったのでは?

神奈:そうですね。やっぱり年齢で声って変わるんですよ。僕はセリフの語尾に若さが出ると思っているのですが、経験と年齢を重ねていくとともに語尾が変わるという事がよくあるんです。ですので、正直ちゃんと声を出せるのかという不安もありました。特にTVアニメの「警察学校編」は18年前に演じた頃よりもさらに若い頃の松田を演じなくてはいけないので余計に感じていたような気がします。でもいざアフレコをしてみて、今の僕で行くしかないんだと改めて思いましたし、何よりも信頼して任せて頂けたことが本当にありがたかったですね。

⏤古谷さんはいかがでしょうか?

古谷:警察学校組が出てくるという事は、当然降谷もフィーチャーされるので、またこうやって劇場版のメインキャラクターをやらせてもらえることが嬉しかったのですが、既に殉職してしまっている4人がどのように物語に絡んでくるのか見当がつきませんでした。実際に警察学校時代の彼らが出てくるのか? 幽霊として出てくるのか? それとも他の何らかの形で出てくるのかとか、興味津々でしたし、とにかく楽しみでした。台本をもらってからようやく「こう来たか!」と腑に落ちましたね。今作も劇場版の醍醐味が満載ですし、「これはいけるぞ!」という手ごたえを感じました。

⏤『純黒の悪夢』『ゼロの執行人』と、安室(降谷)の人気は作品を重ねるごとにどんどんステップアップしていますが、『ハロウィンの花嫁』で再びメインキャラクターとして登場するにあたり、プレッシャーを感じたりはしましたか?

古谷:プレッシャーはないです! 降谷も安室もバーボンも、青山先生が作り出してくださったキャラクターですが、天が与えてくれた僕だけのキャラクターだと自信を持っているので、とにかく楽しんで演じました。

⏤さすがです! 緑川さんと三木さんはいかがでしょう?

緑川:ずっと劇場版に出演したかったのですが、原作で描かれている以上のボリュームで登場することは無理だろうなと思っていました。既に死んでしまっているので、さすがに原作は難しいとしても、映画ならもしかしたらスピンオフとかあったりしないかな? と淡い期待を持っていたんです。ですので、今回遂に出演できると聞いてとっても嬉しかったです! ただ、嬉しいけれど、どうやって絡むのだろうかという心配もありました。でも蓋を開けてみたらとてもうまいこと物語に絡ませていただいて、さすが『名探偵コナン』だなと思いました。

三木:劇場版に出演できると聞いた時は「また萩原に会えるんだ」と思って、とても嬉しかったです。でも、4人は既に殉職してしまっているし、どのように登場するのかが凄く気になりました。嬉しさや期待とともに、「本当に出てくるのか?」という不安があったことを覚えています。

⏤みなさん「どうやって殉職してしまっているメンバーが現在進行形のストーリーに絡むのか」という疑問があったのですね。では実際に台本を読んでみていかがでしたか?

東地:以前『11人目のストライカー』に他の役で出演させていただいた時にも感じましたが、『名探偵コナン』の劇場版は子供が観ても大人が観てもわかるように丁寧に作られている印象です。今作も綿密なストーリーの中にうまく警察学校組を想起させる内容が詰まっているのでさすがといいますか、やはり面白い作品だと思いました。

神奈:警察学校時代とは違い、既に彼らは大事な仲間である萩原を失っているんですよね。その事実が各々のキャラクターの中に大きく存在していると思うんです。でも、萩原のことは決して忘れていないし、“萩原の死を無駄にしない”、“萩原との約束を果たしたい”という想いがあるので、一人抜けてしまったことで逆に5人の結束力が強くなっているんだと感じました。

⏤重要な場面で、松田は萩原の言葉を思い出します。『純黒~』では同じく降谷が松田の言葉を思い出すシーンがありました。そうやってみんなの気持ちは繋がっているのですね。

神奈:そうですね、決して彼らの絆は切れることがないのだと改めて実感しました。

⏤緑川さんはいかがでしょう?

緑川:人って、日々記憶が薄れてしまう生き物だと思うんです。ですので、もしかしたら亡くなってしまった彼らに関する記憶も薄れてしまっているのかもしれない。しかも降谷がどこかで彼らのことを語るという機会もないじゃないですか。でも、今作では色々なことを思い出しながら殉職してしまったメンバーのことを語ってくれるシーンがあるんですけど、ちゃんと彼らのことを想っていてくれているんだと感じることが出来ました。そのことが本当にエモいなって。降谷の中では彼らはちゃんと生きているんだ、忘れないでいてくれたんだと実感することが出来て、特に嬉しく感じました。

⏤降谷は幼馴染の諸伏であったり、警察学校組のメンバーが傍にいる時は少し感情が見えやすいように思います。古谷さんは演じる上で現在とは違うと感じる部分はあったりしましたか?

古谷:今回の物語は降谷にとっては忘れられない辛い思い出なんです。それと同時に、彼らが揃った最後の思い出でもある。常日頃冷静な降谷も彼らを思い出すときちょっと熱くなるじゃないですか。でもそこが降谷の魅力でもあるので、そういった部分がこの劇場版でも垣間見れて嬉しいですし、これでまたゼロがフィーバーするぞと思っています(笑)。

⏤三木さんはどうですか?

三木:最初はアバンでしか登場しなかった萩原ですが、18年前のあの日以降出てくることもなかったんです。それがまさか18年後に劇場版に出られるなんてという驚きと嬉しさがありました。沢山反響もあって、当時観てくださっていた方たちも忘れないでいてくれたんだと思ったら泣きそうなくらい嬉しかったです。『名探偵コナン』はお客様も含めてとにかく愛がある作品だと思いました。


『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』オフィシャルインタビュー

警察学校組 PART 2

2022年5月18日公开


上段:左から東地宏樹(伊達航役)、三木眞一郎(萩原研二役)
下段:左から緑川光(諸伏景光役)、古谷徹(降谷零/安室透役)、 神奈延年(松田陣平役)

⏤アフレコは5人そろって実施できたと伺いました。アフレコ後のコメントはそれぞれ頂きましたが、その他に何かエピソードなどあったら教えてください。

神奈:僕はとにかく緊張していました。カタカタって震える音が入るんじゃないかってくらい(笑)。とにかく古谷さんとご一緒出来るという喜びと、緊張でいっぱいでしたね。そして同じ時間を沢山過ごしてきた同期の三木君と緑川君、洋画の現場でご一緒させていただくことも多かった東地さんと一緒に収録することが出来て嬉しかったです。

古谷:とにかく神奈君が物凄く緊張していた記憶しかないです(笑)。緊張をほぐそうと思って、アフレコ時期に咲いていたカンナの花の写真を見せたんですけど、かえって緊張したみたいで(笑)。

神奈:「きれいですね……」しか言えなかったですね(笑)。僕、小心者なんですよ。

緑川:神奈君のことは昔から知っているけど、本当に緊張しいだよね。一緒に歌ったり踊ったりする時にいつも「緊張する!」って言ってる(笑)。どっしりしてそうに見えるのに凄く緊張しているからギャップがあって可愛いんです。

三木:僕は今回はそこまで出番は多くないのですが、とにかく集中していました。勿論どの役を任せて頂いてもありがたいのですが、かなりの年月を経てから再び彼の声を担当させていただくことになったことと、何よりもこの素敵なメンバーと同期の仲間としてご一緒出来るので嬉しかったんです。あと、アフレコ後にみんなでサインを描く機会があったのですが、“萩原陣平”って書いちゃったんです(笑)。松田のことを「陣平ちゃん、陣平ちゃん」ってずっと呼んでいるから2回くらい続けて間違えちゃって。松田とずっとコンビを組んでいましたし、神奈君と一緒になる作品も多かったので、どちらの意味でも“同期”という関係性はありがたいなって思いました。

⏤東地さんは初参加してみていかがでしたか?

東地:皆さんと一緒にアフレコできるという事がまず凄いことですし、これはもうやるしかないなと思いました。ご時世柄、普段だったらマイクは2~3本くらいで、5人全員いっぺんに録るということは出来ないんですけど、今回はスタジオが分かれていて、遠隔操作でみなさんの声を聴きながら一緒にアフレコすることが出来たので良かったなと。キャラクターに対する各々のアプローチも知ることができましたし、個性が強いメンバーのリーダーシップをとらなくてはいけない役なのでやりがいもありますし、とにかく強くいなくてはいけないんだという事を改めて感じることが出来ました。

古谷:僕のメモによると、東地君はロビーでずっとコミックを読んでいましたね。そして第一声から全く違和感がありませんでした。三木君は台本では萩原が「松田」と呼ぶと書いてあったのですが、やっぱり「陣平ちゃん」の方が良いのでは? と提案して採用されていました。緑川君はアフレコの時点では絵が不完全だったので、動きや表情をとても詳細に確認していました。あとは、座長の高山みなみさんは、僕らのアフレコをする日に出番はなかったのですが、約束したからと僕が大好きな水ようかんを沢山買ってきてくれたんです。勿論僕は冷えているのをその場で一つ頂いて、こっそり5つ持ち帰りました!

(一同笑い)

三木:古谷さんは外国語もアフレコされていましたけど、凄かったですよね。完璧でした!

古谷:さすがにプレッシャーがありましたね。降谷零って何でもできちゃうから困りますよね……。

⏤どんなことでも出来ないといけないですもんね。どんどんハードルが上がっていく……。

古谷:そうなんですよ! ハードルがどんどん高くなっていって、どんどん古谷徹という実態から離れていくんです(笑)。一生懸命追いかけていかなくちゃいけない。

⏤改めて思うと、降谷は殉職してしまった4人の特技や長所を吸収していって“安室”になっていっているんですもんね。

古谷:まさにそうですね。警察学校編を経て改めて感じることが出来ました。

⏤それでは皆さんが演じられているキャラクターの魅力や、警察学校組の関係性をどう捉えているのかを教えてください。

東地:伊達は彼らの中では唯一彼女がいるキャラクターなんです。しかも金髪の美女。5人の中で、伊達だけ顔面の作画が違うのに、彼にだけ彼女がいるっていうのが面白いですよね。あとはリーダーという事もありますが、みんなを明るくさせるキャラクターだと思います。5人の中では唯一誰かの幼馴染ではないのですが、グループにはそういう人が一人はいた方が良いと思うので、みんなとは少し立場が違うというのも面白さの一つかなと。父親のことで色々とありましたが、本当の強さとは何かを仲間から知ることが出来たというのも深いですよね。

神奈:松田の魅力はやんちゃなところですかね。あとは機械に詳しいところ! その技術が人の役に立っているんです。あとは思いっきりが良い男なので、決して男前に決めているわけではないのにカッコよく見えちゃう。人間力が高い男だと思います。最初は萩原にしか心を開いていなかったけれど、警察学校時代の様々な事件を通して仲間たちと打ち解けていく姿や、信頼感が生まれていく姿も見ていて気持ちがいいです。

古谷:降谷は何でもできてしまうので……まさに理想の男ですよね。今回の劇場版では英語以外の外国語も話していますし、物凄いジャンプも披露していますから。どんどんスキルが増えていくのを感じています。

緑川:降谷とは違って、諸伏は能力的にどんなところが秀でているのかがあまり描かれていないのですが、あえて等身大でいいのかなって思っています。警察学校編では諸伏だけが全体を通じて事件に関係している分、個性的な同期の中では割と普通なのかなって。あとは警察学校時代の諸伏は無精ひげがないので可愛いですよね。個人的には可愛いポジションをまっとうしたいと思っています!

三木:萩原はとにかく人当たりが良いやつ。周りの空気を敏感に感じ取って、嫌な気持ちにさせることなく、距離感を絶妙に縮めることが出来る男だと思います。この5人をみていると、時間の長さだけではなくて、付き合い方の密度が大事なんだと改めて感じました。あと、彼らは自分の為にというよりも、誰かの為にとか、お互いを想いあって考えて動くので、その姿が印象的です。

⏤それでは最後に劇場版の見どころと、ファンの皆様へのメッセージをお願いします。

東地:劇場版という事でみなさん本当に楽しみにされていると思いますが、僕も完成が楽しみです。警察学校組にもぜひ注目していただきつつ、主人公のコナン君が全体を通して複雑な事件をどう解決していくのかにもご期待ください。

神奈:劇場版ならではの臨場感や、TVシリーズとは違うスペシャル感を味わっていただきたいですね。我々警察学校組も活躍しますから、そこもぜひ注目してください。誰かを守りたいという気持ちに胸を打たれると思います。

緑川:警察学校組が劇場版に初登場という事で、ぜひ注目していただきたいのですが、もしこの作品を観て彼らを気に入ってもらえたならば、その感想をしかるべきところに送っていただきたいです(笑)。そうしたら、もしかしたらゼロが僕らが出てくる長い夢を観てくれるとか、何かが生まれる可能性も……あるかも? まだまだ出演したいと思うので、ぜひお願いします。

三木:高木と佐藤の関係性にも注目ですね。ポスタービジュアルの情報量がとにかく多いのですが、それだけ密度が濃い内容になっていますし、ちゃんと1本のストーリーとなって完結しますし、息をもつかせぬ展開が目白押しです。警察学校組の4人は既に過去の人たちではありますが、彼らの秘められていた熱や想いがちゃんとスクリーンの中に描かれていますので、色々な側面から観て楽しんでください。

古谷:まず、警察学校組が大きなスクリーンの中で生き生きと活躍しているところが見どころです。あと、降谷が何回も飛ぶのも見どころです。そして今作の舞台となっているのは、普段僕もしょっちゅう行っている渋谷なのですが、見慣れた渋谷の街並みが大変なことになってしまいます。コナン君はどうやってこの事件を解決するのかにもぜひ注目して欲しいですね。警察学校組は勿論、コナン君や高木刑事、佐藤刑事など、色々なキャラクターの視点から観てもらえたら、何度でも楽しめると思います。

暂无评论

发送评论 编辑评论


				
|´・ω・)ノ
ヾ(≧∇≦*)ゝ
(☆ω☆)
(╯‵□′)╯︵┴─┴
 ̄﹃ ̄
(/ω\)
∠( ᐛ 」∠)_
(๑•̀ㅁ•́ฅ)
→_→
୧(๑•̀⌄•́๑)૭
٩(ˊᗜˋ*)و
(ノ°ο°)ノ
(´இ皿இ`)
⌇●﹏●⌇
(ฅ´ω`ฅ)
(╯°A°)╯︵○○○
φ( ̄∇ ̄o)
ヾ(´・ ・`。)ノ"
( ง ᵒ̌皿ᵒ̌)ง⁼³₌₃
(ó﹏ò。)
Σ(っ °Д °;)っ
( ,,´・ω・)ノ"(´っω・`。)
╮(╯▽╰)╭
o(*////▽////*)q
>﹏<
( ๑´•ω•) "(ㆆᴗㆆ)
😂
😀
😅
😊
🙂
🙃
😌
😍
😘
😜
😝
😏
😒
🙄
😳
😡
😔
😫
😱
😭
💩
👻
🙌
🖕
👍
👫
👬
👭
🌚
🌝
🙈
💊
😶
🙏
🍦
🍉
😣
Source: github.com/k4yt3x/flowerhd
颜文字
Emoji
小恐龙
花!
上一篇
下一篇